(その2)劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 感想・考察(象徴・モチーフ)
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
また見に行ってまいりました!!
スペシャルカードとフィルムもゲットできました!
まど神と悪魔ほむのコラボ…!!
これは嬉しすぎる特典ですね。
フィルムはほむら自身が既に魔女であったことに気づいたシーンでした(恐らく
目だけ…
め、目と言えば!
まどかの変身シーンで印象的な、
重ねた手のひらの三角形の隙間から覗くポーズは
プロビデンスの目がモチーフだと言われているそうですね。
まろかーまろかー
変身シーンは見る度に癖になって今では大好きになりました。
考察(象徴・モチーフ)その2
一度感想や考察についてだらだらと長い記事を書きましたが、
今回新たに気づいた箇所を少しだけ追加したいと思います。
沢山の鈴(正確には鐘でしょうか?)がぶら下がる木が登場するシーンがあります。
有名な話ですが、鈴木という苗字は熊野で神社の建設が終わるまでの間、
鈴が下がる木を信仰の対象としたことが由来だと言われています。
鈴は神を呼ぶための道具でもありますが、
クルミなど木の実を振ると殻の中で種子が動いて鳴ることに
着想を得て作られた道具ともいわれているそうです。
つまりクルミ割り、クルミを割るということは神との繋がりを断ち、
神としてのまどかを呼び込んでしまわないようにするためなのかもしれません。
クルミ割り等に関して詳しくは
(その1)劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
感想・考察(象徴・モチーフ)
そして神との繋がりを断つことを象徴するようなシーンは
自ら呪いを募らせてクルミ割りの魔女と化したシーンや、
世界を改変させたほむらが自らのソウルジェムを
クルミ割り人形の如く噛み割るシーン等がありますが、
魔女化したシーンでは、
神のいる天を目指し建てられたバベルの塔に似た建物を破壊して登場しています。
ソウルジェムは卵の殻でありクルミの殻
グリーフシードは魂の付いた針でありクルミの種子
つまり魔女としての孵化は神を呼ぶ鈴が鳴ることと一致しているのかもしれません。
そして最後に、まど神の救いの手が差し伸べられていた窓が
リボンによって閉ざされていましたね。
人間としてのまどかとの別れとして、まどかからリボンを貰いましたが
今回まどかにリボンを返すことによって
人間としてのまどかを繋ぎ留める役割を果たしていましたね。
リボンはクルミ割りと合わせ、
まど神からの救いを拒み、叛逆する意思の象徴なのかもしれません。
その1と合わせて、モチーフや象徴に関する私の考えの一部を
もう一度まとめてみたいと思います。
象徴・モチーフ 一部まとめ
魔法少女としての暁美ほむら:オーロラ姫(眠りの森の美女)
魔術師ドロッセルマイヤー(くるみ割り人形)
白鳥オデット(白鳥の湖)
ペルセポネ(ギリシャ神話)
トカゲ(控え目に光を求める魂)
ソウルジェム:糸車(因果の糸を巻き続けるほむらの魔法)
ピンク色の糸が巻かれたボビン(=まどかが改変した宇宙)
魂の付いた針を中に隠した卵(スラヴ神話のコシチェイ)
クルミ(まど神を呼ぶ鈴)
グリーフシード:糸車の紡錘(眠りの森の美女)
魂が付いた針(スラヴ神話のコシチェイ)
クルミの種子(まど神を呼ぶ鈴の中身、音を出すパーツ)
魔女の結界(魔女、または仕組んだキュウべぇ):魔女(眠りの森の美女)
ねずみの女王(くるみ割り人形)
悪魔ロットバルト(白鳥の湖)
ハデス(ギリシャ神話)
トカゲ(永久の死を告げる役)
悪魔ほむら:目覚めたオーロラ姫(眠りの森の美女)
くるみ割り人形(くるみ割り人形)
黒鳥オディール(白鳥の湖)
冥府の女王ペルセポネ(ギリシャ神話)
トカゲ(魔女が大鍋で煮る)
ダークオーブ:くるみ割り、魔女の薬品または釜
一部ですが、まとめてみるとこんな感じでしょうか?
相変わらず音楽は素晴らしくて早くサントラ欲しいです。
まだだめよとそのアレンジがまた良いですよね…
マミさんも格好良くて可愛らしいですし
まど神様は愛おしくて最高です。
やはり続編としてこれしかないというくらいに納得できるお話でした。
更なる続編期待しています!(早くほむほむを救ってあげて!!
ではでは~