新約 とある魔術の禁書目録 10巻 感想
新約 とある魔術の禁書目録 10巻読みました!
前回の新約9巻に引き続き今回も今までの集大成で素晴らしかったですね!!!
禁書の考察を書こうとすると、長い時間を掛けて色々と貯まりに貯まっているので、
どの巻も他のどの考察記事よりも長くなってしまう予感しかしません(笑
なのでキリがないということで禁書については書かないことに決めていたのですが、
前巻に引き続き今巻も我慢できずに書いてしまいました(笑
しかし考察については、やはりキリがないのであまり触れないようにしようかと(ぇ
というわけで我慢しきれなくなった感想を軽く…
やっぱりボスラッシュというのはいつの時代も良い物ですよね…
最強の超能力(学園都市第一位&精神的成長による白翼&打たれ強さ)
打ち消し切れない数の力(ローマ正教20億)
直接防ぐことのできない力(ロシア成教総大主教&殲滅白書トップ)
打ち消すことのできない内的な力(イギリス清教聖人級4人)
次元の違う力(ドヴェルグの神々の武器)
単純な武力(アメリカ軍)
異形な科学技術力(ファイブオーバー150機)
共に行動した仲間達:科学(学園都市第三位&ファイブオーバー150機)
共に行動した仲間達:魔術(禁書目録&明け色の陽射しトップ&人間用グングニル)
私怨に狂う者(魔神になりそこねた者と共にいる聖人二人)
私欲に狂う者(主神から降ろされた者)
救いたい相手自身(魔神)
相性的にも戦力的にもえげつないにも程があるラインナップでしたが、
禁書らしいとても良いボスラッシュだったと思います。
全てを薙ぎ倒すためではなく、 救いに向うためのボスラッシュだったかと。
戦いの合間オティヌスちゃんと上条さんの逃避行めいた旅もとっても良かったです。
全部終わった先でやりたい事について語るシーンは凄くグッときました。
前回の新約9巻が地獄篇だとしたら、
今回の新約10巻は煉獄篇なのかもしれないですね。
永遠に続く地獄ではなく、罪を贖うための煉獄なのかもしれません。
天国へは行けず案内人にもなれない所も、何か重なるような物を感じました。
世界を敵に回してでも守る、ということを本気でやるとこんなに素晴らしいんですね
王道最高です。もう何度目かわかりませんが改めて気付かされました。
「もう逃さない」のシーンなんてもう堪りませんでしたね!
例の決め台詞も溜めに溜めてここで投下するなんて反則すぎます。
それでいて今まで拳で決めていた場面で抱きしめるなんてもう…
思えば今回の戦いの殆どが今までとは違った解決の仕方でしたよね。
オティヌスちゃんも最後に生きていて本当に良かったです。
小さくなってしまったのは少なからずショックでしたが、
これで一緒に暮らせるかもしれないということと、
何のペナルティもなく一緒に暮らせるかというと難しいでしょうし、
実現してしまったらそのままヒロイン的な意味でもゴールインですよね(笑
大きなアドバンテージを得たオティヌスにとってマスコット化は、
そういった意味でも枷で罰なのかもしれません。
…ところで、全てが終わった後のオティヌスちゃんの夢ってお嫁さんですよね!?(ぇ
最後に現れた彼らは、秘密の首領かもしれませんね。
アレイスターが求めた場所とも一致すると思います。
イーエスコウ城は湖に土台を建てるのに、
オーディンの聖木でもある樫の木の森を丸々一つ使った、
という伝承が残っているのも偶然ではないのかもしれません。
(イーエスコウは樫の木の森という意味だそうです。)
樫の木はトールとも関連しており、待ち構える相手としては相応しいとも思います。
そして樫の木はフィンランド神話の天地開闢で世界を覆い尽くした木でもあり、
早々に切り倒されています。
樫の木に関わる説もあるようです。
世界樹の根本にあるミーミルの泉としては相応しいのかもしれませんね。
それでいて何ら神話らしい伝承が何一つ残っておらず、
様々な人の手に渡り拡大していったこの城は、
モチーフとして相応しい場所のように思えます。
考察なんて書かないと言いつつ少しだけ書いてしまいましたね(笑
本当は何倍何十倍も書きたいのですが時間も技術も無いのでやめておきます。
そんなこんなで素晴らしかった新約10巻。
溜めに溜めた新約のクライマックスであり、旧約新約含めた集大成でした。
小さくなってしまいましたがオティヌスちゃんも生き残って万々歳です!
そのうち大きくなって上条さんと結ばれてくれますよね!(ぇ
これからのオティヌスちゃんと過ごす日常生活が楽しみで仕方ありません!!
フードの部分にオティヌスちゃんを入れて学校に行ったりするんですかね(ぇ
端から見たらフィギュアに話しかける変態の誕生ですが(笑
エムゼロのルーシーみたいにずっと一緒にいる存在というのも良い物かもしれません
元の大きさに戻って欲しいですがね!!
敵として秘密の首領らしき面々が現れ、
味方としてはイシスの劫のトップの一人である多神教神話の主神が加わり、
オシリスの劫たる十字教の面々に、黄金夜明に連なる者達、
ホルスの劫を目指すことに関わる学園都市の超能力者達に科学者達。
最終章に向う準備は着々と整っているのではないでしょうか。
ここで原石や吸血鬼、仙人など、
超自然的な者達や不老不死な面々が絡んでくるのも面白いかもしれませんね。
何にせよここまでファンをやってきて本当に良かったです!
私は旧約13巻の時に読み始めたのでそこまで早くもないですが、
嬉しいというか、感慨深いものですね。とても良いクライマックスでした。
オティヌスちゃんマジ嫁!!!
オティヌスちゃんが好きすぎて堪らなくなってしまったので、
フィギュアやグッズなどを出してくれることを切に願うばかりです。
ではでは~