新約 とある魔術の禁書目録 9巻 感想

新約 とある魔術の禁書目録 9巻 読みました!!

 

 

 

世界は滅亡しました

というわけで滅んでしまった前巻、

そして今巻どうなってしまうのかと思ったら・・・

いやあ、素晴らしかったですね!!

私は旧約の13巻が丁度発売された頃に一気に買って読んでハマったのですが、

ここまで明確にぶっちぎりで好きな巻は初めてと言えるくらいに良かったです!

いつもの熱い展開、ハッピーエンドを目指す魂、

神話ネタに魔術や超能力のセンス、

捗る考察や魅力的なヒロイン達やサブキャラクター達、

禁書には好きな要素がいくらでもあるのですが、

今回はまたいつもと違ったタイプのお話でしたね。

いつもでしたら熱い展開等に燃えつつ考察しまくるのですが、

ただひたすら終わってしまった世界の絶望感の中での話でした。

(と言っても今回も考察したいポイントや気になる台詞がいくつかあるのですが。)

中盤の丸々2ページに渡る台詞と終盤の展開には号泣し続けてしまいました。

ここまでずっと走り続けてきて、ようやく口にできた本音…というより愚痴でしたね

読んでいてこんなに全力で泣き続けてしまったのは久々でした。

総体ちゃんマジ天使。

(ビルの屋上のシーン、

 アウレオルスが助けにきてくれるのではと思ったのは私だけではないはず。)

旧約から今までの展開があってこそできる話でしたね!

これまで積み上げてきた人間関係や乗り越えてきた試練、

それがあってこそ生きてくるシチュエーションや台詞に私とても弱いです(笑

まさか禁書で、しかも上条さんのパートでこれをやってくれるとは…

 

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今回の表紙はオティヌス。

外見の属性だけ見てみると、

「この世界観で敢えて古典的な魔女帽とマント」「ウェーブがかった髪」

「槍(デザインが植物モチーフで杖も兼ねているのがまたツボです)」

と、私の好きな要素が山盛りなのですが、

さすがにこのキャラを好きになることは無いかな、とずっと油断していました。

ですが、いざ読み終わってみると…

絶対に守り切ってあげて欲しい!!

もういっそ一緒に暮らしちゃえば良いんじゃないかな!?

この子と添い遂げるしかないだろ!!!(錯乱)

と評価がグルっと変わってしまいました(笑

いや、実を言うと表紙をめくったカラー絵のオティヌスを見た時点で、

その予感はあったんですよね…

終わってしまった世界観で二人きりとかそういうシチュエーションに弱いのです(笑

露出度の高い衣裳も相まって世界の終わりにて寄り添う悪魔のようでしたね。

(だがそこが良い…!)

 

そして終盤での展開…あれはもう一緒に生きていきたいと思わざるを得ません!

共に過ごした時間や経験にも弱い私です(笑

ともかく、まるで無防備な状態から私のストライクゾーンをピンポイントで複数箇所

意図していないスピードの豪速球で破壊されてしまいました(笑

これはもう惚れざるを得ません。

あとがきによると、

「さあ皆さん、金髪碧眼の女神様が織りなす懇親のデレをご覧あれ」

とのことなので期待せずにはいられませんね!!!

次巻が待ち遠しくて仕方ありません…!

色んな意味で素晴らしかった今巻、

思わず感想という名の衝動を吐き出さずにはいられませんでした。

オティヌスちゃんは私の嫁です(ぇ

ではでは~